「ママ、私、今、すっごく自分の名前が好き。だって、優しいお姫様って意味だよね。ママの夢に出てきた天使が教えてくれたんだよね?」
娘の小学校の生活の時間に、「すてきな自分を知ってほしい」という授業をしてるらしい。
この前から、生まれた時の話を聞いてきたり、生まれた時の写真を5枚持って行ったり、名前の由来を私達に聞いてくる。
生まれた時の写真を探すために、久しぶりに家族で開いたアルバム。
生まれたての娘をぎこちない手つきで、赤ちゃん抱っこしながら優しく笑ってるパパの写真。
どんなに望まれて生まれてきたか、どれほどみんなが喜んだのか、娘に話して聞かせてあげた。
私はみんなに愛されて、見守られて成長してきたんだと感じたらしく、娘はすごく嬉しそうな顔をしていた。
生まれた時は、健康だったらそれでいいとか単純だった希望も、今では彼女を通して自分の夢を果たそうと期待ばかりだ。全く

彼女は彼女らしく自分の道を考えながら生きていければそれでいいのに。
親だからとか子供だからとか、そういう親子関係は、今の私にはちょっと重た過ぎる。
私は威張れるほどの人間じゃないし、ハッキリ言ってダメ人間だから、子供から教えられることの方が多い。
「ママ、人間は誰でも失敗するの!」と言われた時には、「はぁ、そうですよねぇ。」と思わず敬語になっちまうし

多分、私の性格からいって、「子育て」は得意分野ではないと思う。
(てか、子育てだけを生きがいにするつもりもない。母親だからといって、子育てがみんな得意なわけじゃない。)
だから、「親子関係」だとか「しつけだ」とか、そんなに気負わずに、基本的なことを日常生活の中で教えていき、後は自分で頑張れ!って感じで軽い気持ちでいようと思ってる。
そして、いつか娘が大人になったら、
友達になれればいいな。
今はそれが理想であり、希望です
情熱の羅針盤は未来をいつも指している
ほつれる蜘蛛の糸
切れそうでもつたって行く
情熱の羅針盤は君の胸にはありますか?
その針震えて
クルっと廻って未来を指す
消えないで灯火
未来をいつも指していて
嗚呼 君のその針は
未来、希望、目指している?
(羅針盤/ASIAN KUNG-FU GENERATION)